トップ
>
貴下方
>
あなたがた
ふりがな文庫
“
貴下方
(
あなたがた
)” の例文
いや/\、
決
(
けつ
)
して
貴下方
(
あなたがた
)
が
御辛抱
(
ごしんばう
)
なさるには
及
(
およ
)
ばん。
辛抱
(
しんばう
)
をするのはお
浦
(
うら
)
だ、
可哀想
(
かあいさう
)
な
婦
(
をんな
)
だ。
我慢
(
がまん
)
をしてくれ、お
浦
(
うら
)
、
腕
(
うで
)
は
確
(
たしか
)
だ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
見様
(
みよう
)
に依っては、大変因縁咄めいておりましてな、
貴下方
(
あなたがた
)
の様に新しい学問を修められた方には、少々ムキが悪いかも知れませんが、でもまあ、車中の
徒然
(
つれづれ
)
に——とでもお思いになって
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
貴下方
(
あなたがた
)
がそれまで遊佐さんの件に就いて御心配下さいますなら、かう
為
(
な
)
すつて下さいませんか、ともかくもこの約束手形は遊佐さんから戴きまして、この方の
形
(
かた
)
はそれで
一先
(
ひとまづ
)
附くのですから
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
市「居ねえたって
貴下方
(
あなたがた
)
の供だから出さねばなんねえ訳じゃアねえか」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
また全く
左様
(
そう
)
でしやう、
袖
(
そで
)
に赤十字の着いたものを、戦闘員と
同一
(
おんなじ
)
取扱をしやうとは、自分はじめ、恐らく
貴下方
(
あなたがた
)
にしても
思懸
(
おもいがけ
)
はしないでせう。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
また全くそうでしょう、袖に赤十字の着いたものを、戦闘員と
同一
(
おんなじ
)
取扱をしようとは、自分はじめ、恐らく
貴下方
(
あなたがた
)
にしても
思懸
(
おもいがけ
)
はしないでしょう。
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こっちの者になるかも知れません。
静
(
しずか
)
にしておかなければ
不可
(
いけま
)
せんから、
貴下方
(
あなたがた
)
は
他室
(
あっち
)
へお引取下さい。警部は巡査を引連れて、静にこの
室
(
ま
)
を立去りぬ。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴下方
(
あなたがた
)
が、到底
対手
(
あいて
)
にゃなるまいと思っておいでなさる、
少
(
わか
)
い人たちが、かえって
祖師
(
そし
)
に
憧
(
あこ
)
がれてます。どうかして、
安心立命
(
あんしんりつめい
)
が得たいと
悶
(
もだ
)
えてますよ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「一体、自分が通行をしてをる処を、何か
待伏
(
まちぶせ
)
でもなすつたやうでしたな。
貴下方
(
あなたがた
)
大勢で、自分を
担
(
かつ
)
ぐやうにして、
此家
(
ここ
)
へ
引込
(
ひっこ
)
むだはどういふわけです。」
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「これは、
貴下方
(
あなたがた
)
の口から、そういうことを
承
(
うけたまわ
)
ろうとは思わんでありました。」
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“貴下”で始まる語句
貴下
貴下等
貴下様
貴下に忠信なる