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讃歌
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さんか
ふりがな文庫
“
讃歌
(
さんか
)” の例文
国政についてはもとより太后の御手腕を云々すべきではない。また生前の
讃歌
(
さんか
)
が、藤原一門なるゆえとのみ断ずるのも不当であろう。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
あの男の書いたのは死の
讃歌
(
さんか
)
だったのでしょうか? 喜びの歓声だったのでしょうか? あの男は死のもとへ行ったのでしょうか、それとも
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
機械の作が見劣るのは、自然の前にその力がなおも小さいしるしである。よき工藝は自然の
御栄
(
みさかえ
)
の
讃歌
(
さんか
)
である。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
紙燭
(
しそく
)
を寄せて、懐紙に何やら筆を染めていたが、やがて、わきあがる感激を抑えようもなく、無我の声を、朗々と張りあげて、みずから書いた懐紙の
讃歌
(
さんか
)
を唱えていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
歌劇「
金鶏
(
きんけい
)
」の「太陽への
讃歌
(
さんか
)
」も有名だが取立てて言うほどのものはない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
▼ もっと見る
(雲の
讃歌
(
さんか
)
と日の
軋
(
きし
)
り)
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
讃歌
(
さんか
)
咽喉
(
のみど
)
をあふれて
焔の后
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
これこそはまた美への
讃歌
(
さんか
)
ではないか。純一な
帰依
(
きえ
)
に最も深い信仰があるように、単純な器にこそ、最も複雑な美が含まれるのである。あの色なき白光こそすべての色を含む。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
そして
仏教
(
ぶっきょう
)
の
叡山
(
えいざん
)
におけるがごとく、ここに
教会堂
(
きょうかいどう
)
を建て、十
字
(
じ
)
架
(
か
)
の
聖壇
(
せいだん
)
をまつり、マリヤの
讃歌
(
さんか
)
をたたえて、朝夕、南蛮寺のかわった
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
が、
京都
(
きょうと
)
の町へもひびいていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただベスビオの山だけは、あいもかわらず永遠の
讃歌
(
さんか
)
をとどろかしていました。その一つ一つの詩句を、人間は新しい
爆発
(
ばくはつ
)
と呼んでいるのです。わたしたちはビーナスの
神殿
(
しんでん
)
に行きました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
あまりの沈黙と
静謐
(
せいひつ
)
、
尨大
(
ぼうだい
)
で奇怪な生命力——それに対すると、私は抱擁せずむしろ
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)
し警戒するのを常とした。生の
讃歌
(
さんか
)
を否定するのではないか——これが私の仏像への
危惧
(
きぐ
)
であった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
“讃歌”の意味
《名詞》
讃歌(さんか)
何かを賛美する意を表す歌。
(出典:Wiktionary)
讃
漢検準1級
部首:⾔
22画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“讃”で始まる語句
讃
讃岐
讃美
讃嘆
讃辞
讃美歌
讃州
讃甘
讃仰
讃歎