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詰所
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つめしよ
ふりがな文庫
“
詰所
(
つめしよ
)” の例文
跡部は荻野等を呼んで、二
人
(
にん
)
を
捕
(
とら
)
へることを命じた。その
手筈
(
てはず
)
はかうである。奉行所に詰めるものは、
先
(
ま
)
づ刀を
脱
(
だつ
)
して
詰所
(
つめしよ
)
の
刀架
(
かたなかけ
)
に
懸
(
か
)
ける。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
是
(
これ
)
は
此
(
こ
)
の時のお
掛
(
かゝ
)
りの
方々
(
かた/″\
)
のお
詰所
(
つめしよ
)
と見えまして、
此所
(
こゝ
)
で
御拝
(
ぎよはい
)
があるといふことを
承
(
うけた
)
まはりました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから
堤燈
(
ちやうちん
)
に
蝋燭
(
らふそく
)
をともして、
夜警
(
やけい
)
の
詰所
(
つめしよ
)
へ出かけるのです。以上。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此中
(
このうち
)
で酒井
大和守忠嗣
(
やまとのかみたゞつぐ
)
へ
預替
(
あづけがへ
)
になつてゐた平山は、番人の便所に立つた留守に
詰所
(
つめしよ
)
の棚の
刀箱
(
かたなばこ
)
から脇差を取り出して自殺した。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
子供達は引き返して、門番の
詰所
(
つめしよ
)
へ來た。それと同時に玄關脇から、「なんだ、なんだ」と云つて、二三人の
詰衆
(
つめしゆう
)
が出て來て、子供達を取り卷いた。
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
坤
(
ひつじさる
)
に
開
(
ひら
)
いてゐる城の
大手
(
おほて
)
は土井の
持口
(
もちくち
)
である。
詰所
(
つめしよ
)
は門内の北にある。門前には
柵
(
さく
)
を
結
(
ゆ
)
ひ、
竹束
(
たけたば
)
を立て、土俵を築き上げて、
大筒
(
おほづゝ
)
二門を
据
(
す
)
ゑ、別に
予備筒
(
よびづゝ
)
二門が置いてある。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“詰所”の意味
《名詞》
多くの人が詰めている場所。
役人、担当者などが勤める場所。
(出典:Wiktionary)
“詰所”の解説
詰所(つめしょ)とは一時的に宿泊したり、仮眠したり、待機する施設のこと。屯所(とんしょ)ともいう。江戸時代、江戸城における公式行事等の際に、大名等が家格に応じて定められた待機場所については、伺候席を参照。
(出典:Wikipedia)
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“詰”で始まる語句
詰
詰問
詰襟
詰責
詰寄
詰腹
詰侍
詰襟服
詰切
詰衆