トップ
>
視
>
しめ
ふりがな文庫
“
視
(
しめ
)” の例文
孝孺
後
(
のち
)
に至りて此詩を録して人に
視
(
しめ
)
すの時、書して曰く、
前輩
(
せんぱい
)
後学
(
こうがく
)
を
勉
(
つと
)
めしむ、
惓惓
(
けんけん
)
の
意
(
こころ
)
、
特
(
ひと
)
り文辞のみに
在
(
あ
)
らず、望むらくは
相
(
あい
)
与
(
とも
)
に之を勉めんと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
およそ一派の学には一派の社あり、その社に入てその説を求めざれば、新規発明を得ること
能
(
あた
)
わず。今その名の相反する理を述て、ここにその大略を
視
(
しめ
)
す。
化学改革の大略
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
我養家は大藤村の
中萩原
(
なかはぎわら
)
とて、見わたす限りは
天目山
(
てんもくざん
)
、
大菩薩峠
(
だいぼさつとうげ
)
の山々峰々垣をつくりて、西南にそびゆる
白妙
(
しろたえ
)
の富士の
嶺
(
ね
)
はをしみて面かげを
視
(
しめ
)
さねども、冬の雪おろしは遠慮なく身をきる寒さ
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
是を以て賢を
上
(
たふと
)
ぶ、宗祀嚴父す、是を以て鬼を
右
(
たふと
)
ぶ、四時に順つて行ふ、是を以て命を非とす、孝を以て天下に
視
(
しめ
)
す、是を以て同を上ぶ、と云つてゐるのは
墨子
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
路幅
(
みちはゞ
)
はあり、屈折は婉曲であり、樹蔭は深いし、左手の帚川の溪は眼に快いし、右手の山は高し、時々小瀑布を景物に
視
(
しめ
)
すし、山嵐溪風いづれにしても人の
膚
(
はだへ
)
に清新其物の氣味を感ぜしめる。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
たゞ張る氣を以て藝術に從事する者は、時に澄む氣の閃光を示し、而して其の藝術の進境を示すが、凝る氣で藝術に從事するものは決して澄む氣の
象
(
かたち
)
を
視
(
しめ
)
さぬといふことだけをこゝに言へば足りる。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
“視”を含む語句
熟視
凝視
蔑視
監視
偸視
諦視
警視庁
環視
注視
邪視
巡視
斜視
正視
視力
睨視
仰視
顧視
幻視
瞻視
軽視
...