トップ
>
褌
>
はかま
ふりがな文庫
“
褌
(
はかま
)” の例文
投げ棄てる
衣
(
ころも
)
であらわれた神は
煩累
(
わずらい
)
の
大人
(
うし
)
の神、投げ棄てる
褌
(
はかま
)
であらわれた神はチマタの神、投げ棄てる冠であらわれた神はアキグヒの大人の神
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
翁が検めみると獣の
蝨
(
だに
)
が五六ぴき
褌
(
はかま
)
の上から取り付いていた。猪の相撲場の土には親猪が蝨を落して行ったのだった。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
おれの著物は、もうすっかり
朽
(
くさ
)
って居る。おれの
褌
(
はかま
)
は、ほこりになって飛んで行った。どうしろ、と言うのだ。此おれは、著物もなしに、寝て居るのだ。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
『日本紀』五に
彦国葺
(
ひこくにぶく
)
が
武埴安彦
(
たけはにやすびこ
)
を射殺した時、賊軍怖れ走って
屎
(
くそ
)
を
褌
(
はかま
)
より漏らし
甲
(
よろい
)
を脱いで逃げたから、甲を脱いだ処を
伽和羅
(
かわら
)
といい、屎一件の処を
屎褌
(
くそばかま
)
という。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
造れる
褌
(
はかま
)
を解きて
投出
(
なげだ
)
し
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
畳菰
褌
(
はかま
)
破
(
や
)
れ裂け
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ふぢ
葛
(
かづら
)
七
を取りて、一夜の
間
(
ほど
)
に、
衣
(
きぬ
)
、
褌
(
はかま
)
、また
襪
(
したぐつ
)
八
、
沓
(
くつ
)
を織り縫ひ、また弓矢を作りて、その衣褌等を服しめ、その弓矢を取らしめて、その孃子の家に遣りしかば
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
て
造
(
つく
)
れる
褌
(
はかま
)
を
解
(
と
)
きて
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
疊菰
褌
(
はかま
)
破
(
や
)
れ裂け
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一夜のほどに
衣
(
ころも
)
・
褌
(
はかま
)
・
襪
(
くつした
)
・
沓
(
くつ
)
まで織り縫い、また弓矢を作つて、衣裝を著せその弓矢を持たせて、その孃子の家に遣りましたら、その衣裝も弓矢も悉く藤の花になりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
次に投げ棄つる御
衣
(
けし
)
に成りませる神の名は、
煩累
(
わづらひ
)
の
大人
(
うし
)
の神
六
。次に投げ棄つる御
褌
(
はかま
)
に成りませる神の名は、
道俣
(
ちまた
)
の神
七
。次に投げ棄つる
御冠
(
みかがふり
)
に成りませる神の名は、
飽咋
(
あきぐひ
)
の
大人
(
うし
)
の神
八
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かれその軍、悉に破れて逃げ
散
(
あら
)
けぬ。ここにその逃ぐる軍を追ひ
迫
(
せ
)
めて、
久須婆
(
くすば
)
の
渡
(
わたり
)
一一
に到りし時に、みな迫めらえ
窘
(
たしな
)
みて、
屎
(
くそ
)
出でて、
褌
(
はかま
)
に懸かりき。かれ
其地
(
そこ
)
に名づけて
屎褌
(
くそはかま
)
といふ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
依つて逃げる軍を追い攻めて、クスバの渡しに行きました時に、皆攻め苦しめられたので
屎
(
くそ
)
が出て
褌
(
はかま
)
にかかりました。そこで其處の名をクソバカマというのですが、今はクスバと言つております。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“褌(ふんどし)”の解説
褌(ふんどし)は、日本の伝統的な下着。形状によって帯状の褌と袴状の褌に大別される。同様のものは世界各地の民族に見られ、帯状の褌は南方系民族、袴状の褌は北方系民族の被服の系統に由来するという説がある。
(出典:Wikipedia)
褌
漢検1級
部首:⾐
14画
“褌”を含む語句
赤褌
犢鼻褌
越中褌
屎褌
畚褌
緊褌
褌担
衣褌
古褌
紅褌
牘鼻褌
緋褌
仇討義理与犢鼻褌
褌子
無褌
褌木綿
褌町
褌盥
褌裸
褌襠
...