“褌担”の読み方と例文
読み方割合
ふんどしかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど横綱と顔を合わせた褌担ふんどしかつぎみたような自分の力の微弱さを、今更のように思い知らずにはいられないのであった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
当時私の感じでは今仮りにこれを相撲に喩うればそれは丁度大関と褌担ふんどしかつぎの様なもの、すなわち矢田部は大関
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
鷲掴みにしたのに何の不思議があらう、勝負附しようぶづけの星は一度取逃がしても、また取返す時機があるが、褌担ふんどしかつぎの身には三十円は一度取落したが最期、二度とめぐり会ふ折があらうとも思はれなかつた。