“御冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかむり40.0%
おかぶ20.0%
みかがふり20.0%
みかんむり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高つきのしよくは牡丹に近うやれわれを照すは御冠みかむりの珠
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
「ただ一つ。宝沢殿の御冠おかぶりなされた菅笠、只今これへ持参致させまする」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
次に投げ棄つる御けしに成りませる神の名は、煩累わづらひ大人うしの神。次に投げ棄つる御はかまに成りませる神の名は、道俣ちまたの神。次に投げ棄つる御冠みかがふりに成りませる神の名は、飽咋あきぐひ大人うしの神
君は維新のおん帝、御十七の若帝わかみかど、御束帯に御冠みかんむり御板輿おんいたごしに打乗らせ、天下取ったる公卿くげ将卒に前後左右をまもらして、錦の御旗を五十三つぐの雄風にひるがへし、東下りをはたし玉ひぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)