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蒔繪師
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まきゑし
ふりがな文庫
“
蒔繪師
(
まきゑし
)” の例文
新字:
蒔絵師
友造
(
ともざう
)
が
袖崎
(
そでさき
)
の
家
(
うち
)
に
恩
(
おん
)
があると
言
(
い
)
つたのも
他
(
ほか
)
ではない、
此
(
こ
)
の
縣
(
けん
)
に
聞
(
きこ
)
えた
蒔繪師
(
まきゑし
)
だつた、
彼
(
かれ
)
の
父
(
ちゝ
)
に
師
(
し
)
とし
事
(
つか
)
へて、
友造
(
ともざう
)
は
一廉
(
ひとかど
)
腕
(
うで
)
の
出來
(
でき
)
た
職人
(
しよくにん
)
であつたので。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
催
(
もよほ
)
し
講中
(
かうちう
)
の内にて
紺屋
(
こんや
)
五郎兵衞
蒔繪師
(
まきゑし
)
三右衞門米屋六兵衞
呉服屋
(
ごふくや
)
又兵衞の四
人
(
にん
)
を跡へ止め
別段
(
べつだん
)
に
酒肴
(
しゆかう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「もう一人、萬兵衞の
幼
(
をさ
)
な友達で、今は
蒔繪師
(
まきゑし
)
の名人と言はれる、尾張町の藤吉の娘、お藤が居る。これは並大抵でない綺麗な娘だから、氣の多い萬兵衞がちよつかいを出して居たかも知れない」
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
刀自は壽阿彌の
姪
(
をひ
)
の事をも少し知つてゐる。姪は五郎作の妹の子であつた。しかし恨むらくは其名を逸した。刀自の記憶してゐるのは
蒔繪師
(
まきゑし
)
としての姪の號で、それはすゐさいであつたさうである。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
又
(
また
)
ひやりとした、
旗野
(
はたの
)
は、
名
(
な
)
を
禮吉
(
れいきち
)
と
云
(
い
)
ふ、
美術學校
(
びじゆつがくかう
)
出身
(
しゆつしん
)
の
蒔繪師
(
まきゑし
)
である。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
父と
幼
(
をさな
)
友達なのに、父が江戸一番の
蒔繪師
(
まきゑし
)
と言はれ、後の世まで名が殘るほどの仕事をして居るのを
嫉
(
ねた
)
み、自分はこんなに身上が出來て居るのに、長い/\間
企
(
たくら
)
らんで、父をひどい目に逢はせました
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
蒔
漢検準1級
部首:⾋
13画
繪
部首:⽷
19画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“蒔繪”で始まる語句
蒔繪