「おおこれが茴香か。ふうむ、実に見事なものだ。茴香といえば高価な薬草、さすが大槻玄卿殿は、当代名誉の大医だけあって、立派な薬草園を持っておられる」
そこで適当にジアールを飲んでおいて、給仕にアブサントを持ってこさせ、茴香とサフランの香に悩みながら、あおりつけあおりつけしているうちに、まもなく混沌となった。
“茴香”の意味
“茴香(ウイキョウ)”の解説
ウイキョウ(茴香、学名: Foeniculum vulgare)は、セリ科ウイキョウ属に分類される、多年生の草本植物である。ウイキョウ属唯一の種で、英語名からフェンネルとも呼ばれている。伝統的なハーブの一つとしても知られ、甘みのある香りと樟脳のような風味があり、古くから香辛料や薬草などとして用いられ、栽培も行われてきた。果実もフェンネル・シーズ(フェンネルシード)とよばれるスパイスとして利用される。主に、葉はビネガーに漬けたり、煮込みや魚の香草焼きに、種子はパン生地に使われる。肥大した株元は、サラダやスープにして食べる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)