トップ
>
苦竹
>
まだけ
ふりがな文庫
“
苦竹
(
まだけ
)” の例文
さういふ
間
(
あひだ
)
に
卯平
(
うへい
)
は
鉈
(
なた
)
で
篠
(
しの
)
を
幾
(
いく
)
つかに
裂
(
さ
)
いて
柱
(
はしら
)
と
柱
(
はしら
)
との
間
(
あひだ
)
へ
壁
(
かべ
)
の
下地
(
したぢ
)
に
細
(
こま
)
かな
格子目
(
かうしめ
)
を
編
(
あ
)
んで
居
(
ゐ
)
た。
篠
(
しの
)
は
東隣
(
ひがしどなり
)
の
主人
(
しゆじん
)
から
請
(
こ
)
うて
苦竹
(
まだけ
)
に
交
(
まじ
)
つたのを
後
(
うしろ
)
の
林
(
はやし
)
から
伐
(
き
)
つたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
半蔵と寿平次とは
一歩
(
ひとあし
)
先に出た。二人は本陣の裏木戸から、隣家の伏見屋の
酒蔵
(
さかぐら
)
について、暗いほど茂った
苦竹
(
まだけ
)
と
淡竹
(
はちく
)
の
藪
(
やぶ
)
の横へ出た。寺の方へ通う静かな裏道がそこにある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
竹といっても中々沢山な種類がありますが、まずその中で
淡竹
(
はちく
)
と
苦竹
(
まだけ
)
とが大関です。これがすなわち昔、
呉竹
(
くれたけ
)
といったものです。
呉
(
くれ
)
とは
元
(
もとも
)
と朝鮮の方の名ですけれども、ここでは支那を指しています。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“苦竹”の意味
《名詞》
(くちく)真竹の別名。
(にがたけ)真竹、女竹の別名。
(出典:Wiktionary)
“苦竹”の解説
苦竹(にがたけ)は、宮城県仙台市宮城野区の町丁。郵便番号は983-0036。人口は2,102人、世帯数は1,320世帯。現行行政地名は苦竹一丁目から四丁目であり、1983年(昭和58年)に全域で住居表示が実施された。
(出典:Wikipedia)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷