“酒蔵”のいろいろな読み方と例文
旧字:酒藏
読み方割合
さかぐら71.4%
おくら14.3%
さけぐら14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし入口の近くのゆかの一隅にある開いた揚蓋あげぶたからは、長い一つづきの酒蔵さかぐらが見下すことができて、その底には、おりおりびんの破裂する音から考えると
お暇出されりや酒蔵おくらとおわかれ
おさんだいしよさま (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
「いつぞや、お酒蔵さけぐらの掃除の時、蔵の底からたいそう古い、苔桃こけももの銘酒を見つけたと侍衆さむらいしゅうが珍重がっておりました。なんでしたら、その苔桃こけももの古酒を少々持ってまいりましょうか」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)