“さかぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酒蔵35.7%
酒倉21.4%
酒庫14.3%
酒窖14.3%
酒藏14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おびただしい血しおを見、血のにおいに吹かれて、彼らは酒蔵さかぐらへ入ったように血に酔っていた。血の中に立つと、勇者は常よりも冷静になるし、怯者きょうしゃはその反対になる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おまえは、どの井戸いどや、酒倉さかぐらどくれたかっているにちがいない。それをおしえればよし、おしえないと承知しょうちをしないぞ。」と、大将たいしょうはいいました。
酒倉 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫さかぐら
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
まるで酒窖さかぐらの中のやうに真暗で、物の文目あやめも分らなかつた。
ばん料理れうり使つか醤油しやうゆるので兩方りやうはうねて亭主ていしゆ晝餐休ひるやすみの時刻じこく天秤てんびんかついで鬼怒川きぬがはわたつた。村落むらみせでははずに直接ちよくせつ酒藏さかぐらつたのでさけ白鳥徳利はくてうどくりかたまでとゞいてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)