“しゅこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シュコ
語句割合
酒壺40.0%
守戸30.0%
酒庫10.0%
酒戸10.0%
酒狐10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張飛は、残る三分の一の兵をそこに止めて、なお一刻ほど、酒壺しゅこを離さず、時おり、星の移行を測っていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「シュク」は守戸しゅこで、昔の陵の番人だという説があります。これには有力な反対説もありますが、私はやはりこの守戸しゅこの説を取りたいと思います。
「たのむ。急に心も明るくなった。まずは将軍も大いに休養してください。酒庫しゅこを開いて、兵どもにも、ひとつ今夜は勇気づけさせましょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銭糧せんりょうの収入係には、穆春ぼくしゅんと朱富がえらばれ、呂方りょほう郭盛かくせいのふたりは、聚議庁番ほんまるばん。——宋江そうこうの弟宋清そうせい酒庫しゅこの監理をかねた宴会支配人にせられていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雑戸ざっことは種々の技芸・工業・雑役等に従事するもので、例えば珠玉を造る玉造部たまつくりべとか、弓を造る弓削部ゆげべとか、鎧を造る鎧作よろいつくりとか、雅楽寮うたづかさ楽戸がくこ主船司すせんじ船戸せんこ造酒司みきづかさ酒戸しゅこ典薬寮てんやくりょう薬戸やくこ
されば、酒もまた狐の一種であるゆえに、余はこれを酒狐しゅこと名づけたいと思う。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)