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脛
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ぱぎ
ふりがな文庫
“
脛
(
ぱぎ
)” の例文
毎晩これでしっかりと
腓
(
ふく
)
らっ
脛
(
ぱぎ
)
をしめつけて寝ると、きっちり三十日で天使のような足にすることができると書いてある。
だいこん
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ふくらっ
脛
(
ぱぎ
)
の白いところを臆面なく空中に向って展開しているような、
洒落気
(
しゃれけ
)
満々たる女があろうとは思われないし、また、先刻の大きな
鷲
(
わし
)
にしてからが
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
夜道だから
平生
(
へいぜい
)
よりは、ただでさえ長く思われる上へ持ってきて、
凸凹
(
でこぼこ
)
の登りを
膨
(
ふくら
)
っ
脛
(
ぱぎ
)
が
腫
(
は
)
れて、
膝頭
(
ひざがしら
)
の骨と骨が
擦
(
す
)
れ合って、
股
(
もも
)
が
地面
(
じびた
)
へ落ちそうに歩くんだから、長いの
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
頭の上に垂れ下がっている
萌黄
(
もえぎ
)
の蚊帳、………夜目にも黒く、長々と解いた髪の毛の中の白い顔、………しどけないガウンの、ところどころに
露
(
あら
)
われている胸や、腕や、
膨
(
ふく
)
らッ
脛
(
ぱぎ
)
や
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
菱苅の指先に、肩に、
腓
(
ふくら
)
っ
脛
(
ぱぎ
)
に、悪場に挑む、ぬきさしのならない感覚が甦ってきた。
一の倉沢
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
いっそ
脹
(
ふくら
)
っ
脛
(
ぱぎ
)
にかみついてやりたくなるほど、いい様子なんでございまス。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
威
(
おど
)
かしでもしたら立ちのくだろうってんで
瘠
(
や
)
せた小僧に幽霊を一役やらせたところが、いきなり下から火をつけられてめんくらって逃げ出して来たんだが、こいつは
膨
(
ふくら
)
っ
脛
(
ぱぎ
)
に
大火傷
(
おおやけど
)
をこしらえて
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
脛
漢検1級
部首:⾁
11画
“脛”を含む語句
向脛
脛当
両脛
白脛
空脛
脹脛
脛巾
痩脛
片脛
脛押
赤脛
脛白
脛穿
高脛
毛脛
手具脛
太脛
八掬脛
脛骨
蚊脛
...