“八掬脛”の読み方と例文
読み方割合
やつかはぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また足長とはないが、上野利根郡後閑村には八掬脛やつかはぎ社というのがあって、長髄ながすね明神というとの事が、松屋筆記(七十八)に見えている。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
それ故にこそ今も諸国の古塚をあばくと、往々にして無名の八掬脛やつかはぎ長髄彦ながすねひこの骨が現れ、もしくは現れたと語り伝えて尊信しているのである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
越後風土記には、奈良朝当時なおこの地に属類の多く存した或る種族を以て、崇神天皇朝の八掬脛やつかはぎ遺孽いげつで、その先祖は土雲だとある。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)