“やつかはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
八掬脛83.3%
八握脛16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越後風土記には、奈良朝当時なおこの地に属類の多く存した或る種族を以て、崇神天皇朝の八掬脛やつかはぎ遺孽いげつで、その先祖は土雲だとある。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
諸国に数多き大人おおひとの足跡の話は、話となって極端まで誇張せられ、加賀ではあの国を三足であるいたという大足跡もありますが、もとは長髄彦ながすねひこもしくは上州の八掬脛やつかはぎぐらいの
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
太古山野を跋渉するに慣れ、座る事の少かった人民は、自然にこの傾向があったかとも思われる。かくて彼らは、或いは時に八握脛やつかはぎとも呼ばれた。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)