ならはし)” の例文
ふ、宗桂そうけいのあしらひより、番太郎ばんたらう桂馬けいまはうが、えらさうにえるならはしで、おくみ感心かんしんしたらしかつた。もさうずと千助せんすけ益々ます/\附入つけいる。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
されど己が願ひにそむきまたならはしに背きてげに世にかへれる後にも、未だかつて心の面帕かほおほひくことなかりき 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
アーンチロコスよ、こゝに來て世のならはしのあるが儘
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
世は、その危ふかりし頃、美しきチプリーニアが第三のエピチクロをめぐりつゝ痴情の光を放つと信ずるならはしなりき 一—三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝等の學術の流れのもととなるならはしなる經驗は——汝もしこれに徴せば——この異論より汝を解くべし 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)