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義仲
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よしなか
ふりがな文庫
“
義仲
(
よしなか
)” の例文
木曾
義仲
(
よしなか
)
が、
旭将軍
(
あさひしやうぐん
)
の勢威を以て、京洛の地に暴威を振ひながら、忽ちにして一敗地にまみれたのも、彼にはよき教訓であつたであらう。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
特
(
こと
)
に
癇癖
(
かんぺき
)
荒気
(
あらき
)
の大将というので、月卿雲客も怖れかつ
諂諛
(
てんゆ
)
して、あたかも
古
(
いにしえ
)
の木曾
義仲
(
よしなか
)
の都入りに出逢ったようなさまであった。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「木曾の
冠者
(
かじゃ
)
義仲
(
よしなか
)
、
近江
(
おうみ
)
以北の諸源氏をかたらって、伊豆の頼朝に応じて候」とある。
愕然
(
がくぜん
)
と、六波羅の人心は、揺れうごいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一四三
頼朝
(
よりとも
)
東風
(
とうふう
)
に
競
(
きそ
)
ひおこり、
一四四
義仲
(
よしなか
)
北雪
(
ほくせつ
)
をはらうて出づるに及び、平氏の一門ことごとく西の海に
漂
(
ただよ
)
ひ、
遂
(
つひ
)
に讃岐の海志戸
一四五
八嶋にいたりて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
徳川の一門にも随分忠義の国これ有り、加薩仙肥など
頼母
(
たのも
)
しく相見え候えども、
丸
(
まる
)
にこれらへ御委任
成
(
な
)
され候わば、やはり
義仲
(
よしなか
)
ならざれば
董卓
(
とうたく
)
に御坐候。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
平清盛
(
たいらのきよもり
)
の専横に抗して、
頼政
(
よりまさ
)
をはじめ、伊豆の
頼朝
(
よりとも
)
、木曾の
義仲
(
よしなか
)
等源氏の一党が、
以仁王
(
もちひとおう
)
の
令旨
(
りょうじ
)
を奉じて
一斉
(
いっせい
)
に挙兵した年である。この前後は東大寺の性質もむろん変っていた。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
「此れがねえ、
木曾
(
きそ
)
義仲
(
よしなか
)
が討死した粟津が原です」
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
五
旭
(
あさひ
)
将軍
義仲
(
よしなか
)
も
県歌 信濃の国
(新字新仮名)
/
浅井洌
(著)
木曾
義仲
(
よしなか
)
のことをいったのであろう。義仲の弱点は武人のたれにも一応はある弱点である。いや人間のたれもが得意となれば
陥
(
お
)
ち入りやすい
穽
(
あな
)
である。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頼朝
(
よりとも
)
が機に乗じて東国から兵を挙げ、
義仲
(
よしなか
)
が北国から雪をけたてて京へのぼるにおよんで、さしもの平家一門も都をおちて西の海にのがれ、ついに讃岐の海
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
木曾
義仲
(
よしなか
)
の場合でも分るし、尊氏の最初の京都入りの場合でも分るのだから、正成の献策が容れられたならば、尊氏は再敗地に
塗
(
まみ
)
れたかも分らないのである。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
仲
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“義仲”で始まる語句
義仲寺