“よしなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義仲81.8%
義央18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「木曾の冠者かじゃ義仲よしなか近江おうみ以北の諸源氏をかたらって、伊豆の頼朝に応じて候」とある。愕然がくぜんと、六波羅の人心は、揺れうごいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一四三頼朝よりとも東風とうふうきそひおこり、一四四義仲よしなか北雪ほくせつをはらうて出づるに及び、平氏の一門ことごとく西の海にただよひ、つひに讃岐の海志戸一四五八嶋にいたりて
将軍綱吉の知遇に任ずる上野介義央よしなかが江戸城内においてどのような権勢を保っていたかということは想像に絶するものがあったであろう。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
御当代、上野介義央よしなか様まで、十八代七百余年、一度も、領主を替えたことのない吉良家の領民じゃ。戦国で成り上った新しい大名の分家筋などとは、ちと違うぞ。わかったか
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)