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ひきあわ
ふりがな文庫
“
紹介
(
ひきあわ
)” の例文
「お前もおいで! 度胸がある。見せて置いてもいいだろう。……
紹介
(
ひきあわ
)
せて置こう、変った奴らを。
無頼漢
(
ならずもの
)
どもだがためにもなる奴らだ」
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「……おう、そうそう。安房どの、亭主役じゃ。もう
一方
(
ひとかた
)
の客をお呼びして、武蔵どのへ、
紹介
(
ひきあわ
)
せてもらいたいの」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「じゃこの人よ。どうぞよろしくお願い申します。」お鳥は口軽にお庄を
紹介
(
ひきあわ
)
すと、やがて帰って行った。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
小林は始めて青年を津田に
紹介
(
ひきあわ
)
せた。原という姓と芸術家という名称がようやく津田の耳に入った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その淡黄色な、がっしりとした食台の側で、捨吉は玉木さんという人にも
紹介
(
ひきあわ
)
された。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
何も知らない私を
捉
(
つか
)
まえて、思いもかけぬ大学生に扮装させたり、美しい少女を許嫁だなぞと云って
紹介
(
ひきあわ
)
せたり、いろいろ苦心しているところを見るとドウモ
可怪
(
おか
)
しいようである。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
和尚は又其の人に長二を
紹介
(
ひきあわ
)
して
出入場
(
でいりば
)
にしてやろうとの親切心がありますから
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかし息子は、父親の神の遥々の訪れをそれと知るや、直ちに翁を家の中へ導き入れ、
紹介
(
ひきあわ
)
せたその妻もろとも下へも置かない歓待に取りかかった。そうしながら祭の儀も
如才
(
じょさい
)
なく勤めた。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「こは鷲郎ぬしとて、
去
(
いぬ
)
る日
斯様々々
(
かようかよう
)
の事より、図らず兄弟の
盟
(
ちか
)
ひをなせし、世にも頼もしき勇犬なり。さて鷲郎この牛殿は、日頃
某
(
それがし
)
が
噂
(
うわさ
)
したる、養親の文角ぬしなり」ト、互に
紹介
(
ひきあわ
)
すれば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
「なあ、お前に
紹介
(
ひきあわ
)
せておくが、」と、ソバケーヴィッチは言葉をつづけた。「この方がパーウェル・イワーノヴィッチ・チチコフさんだ! 知事や郵便局長のとこでお
近附
(
ちかづき
)
になった人だよ。」
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
これは私の
親戚
(
しんせき
)
のもので、東条綱雄と申すものです。と善平に
紹介
(
ひきあわ
)
されたる辰弥は、例の隔てなき挨拶をせしが、心の中は穏やかならず。この
蒼白
(
あおじろ
)
き、
仔細
(
しさい
)
らしき、あやしき男はそもそも何者ぞ。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
あれにもやがて
紹介
(
ひきあわ
)
しょう、もうこうなった暁には源太が望みはただ一ツ、
天晴
(
あっぱ
)
れ十兵衛汝がよくしでかしさえすりゃそれでよいのじゃ、ただただ塔さえよくできればそれに越した嬉しいことはない
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
お粂は仔細ありそうに、この蒼ざめた女を
紹介
(
ひきあわ
)
した。
半七捕物帳:03 勘平の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……しかし俺はまた来たよ。それは他の
理由
(
わけ
)
でもない。このお方をお前に
紹介
(
ひきあわ
)
せたいためだ。山吹! このお方はお偉い方だ!
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、将軍家の周囲を始め、会う人ごとに
紹介
(
ひきあわ
)
せたりして、長政も、自分と共に引き上げていた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……どうじゃな、ご迷惑でなくば、これへ呼んで、お
紹介
(
ひきあわ
)
せいたすが
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亘志摩から、三宅軍兵衛とその他の者を、
紹介
(
ひきあわ
)
せると、軍兵衛も
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“紹介”の意味
《名詞》
未知の人同士を引き合わせること。
未知の物事を解説し、世間に知らせること。
(出典:Wiktionary)
紹
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“紹介”で始まる語句
紹介状
紹介者
紹介人
紹介役
紹介業