“ひきあわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紹介69.6%
引合30.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃこの人よ。どうぞよろしくお願い申します。」お鳥は口軽にお庄を紹介ひきあわすと、やがて帰って行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小林は始めて青年を津田に紹介ひきあわせた。原という姓と芸術家という名称がようやく津田の耳に入った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もすそたたみにつくばかり、細くつま引合ひきあわせた、両袖りょうそでをだらりと、もとより空蝉うつせみの殻なれば、咽喉のどもなく肩もない、えりを掛けて裏返しに下げてある、衣紋えもんうつばりの上に日の通さぬ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
喬介はそう言って、捕縄を掛けられたセーラーを私に引合ひきあわした。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)