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引合
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ひきあわ
ふりがな文庫
“
引合
(
ひきあわ
)” の例文
だから素人を山へ
入
(
いれ
)
るのはよほど高い代価を
貰
(
もら
)
わなければ
引合
(
ひきあわ
)
ないといいます。松茸ばかりでありません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
黒沢岩太郎覚えたか、按摩の佐の市とは世過ぎの仮の名、本名は磯見要の一子
佐太郎
(
さたろう
)
、二十年目で
敵
(
かたき
)
の
仇
(
あだ
)
にめぐり逢うとは、日頃信心する観音様のお
引合
(
ひきあわ
)
せ——
禁断の死針
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
裳
(
もすそ
)
は
畳
(
たたみ
)
につくばかり、細く
褄
(
つま
)
を
引合
(
ひきあわ
)
せた、
両袖
(
りょうそで
)
をだらりと、
固
(
もと
)
より
空蝉
(
うつせみ
)
の殻なれば、
咽喉
(
のど
)
もなく肩もない、
襟
(
えり
)
を掛けて裏返しに下げてある、
衣紋
(
えもん
)
は
梁
(
うつばり
)
の上に日の通さぬ
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
喬介はそう言って、捕縄を掛けられたセーラーを私に
引合
(
ひきあわ
)
した。
カンカン虫殺人事件
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
山吹
(
やまぶき
)
つつじが
盛
(
さかり
)
だのに、その日の寒さは、
俥
(
くるま
)
の上で幾度も外套の
袖
(
そで
)
をひしひしと
引合
(
ひきあわ
)
せた。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「いやいや、私にはとてもよい友だちがあるのだよ、
引合
(
ひきあわ
)
せてやろう」
幻術天魔太郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その上に乗って、
雨戸
(
あまど
)
の
引合
(
ひきあわ
)
せの上の方を、ガタガタ動かして見たが、
開
(
あ
)
きそうにもない。
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“引合”で始まる語句
引合い
引合口