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素質
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そしつ
ふりがな文庫
“
素質
(
そしつ
)” の例文
形態的
(
けいたいてき
)
には
蜂
(
はち
)
の子やまた
蚕
(
かいこ
)
とも、それほどひどくちがって特別に
先験的
(
せんけんてき
)
に
憎
(
にく
)
むべく、いやしむべき
素質
(
そしつ
)
を
具備
(
ぐび
)
しているわけではないのである。
蛆の効用
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その一部分というのも、たとえば私が甲乙丙丁の
素質
(
そしつ
)
があったとして、その甲乙丙丁を別々に子供達が承継し、時には増幅して
承継
(
しょうけい
)
している。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
そして茲にこそ氏の
作家
(
さくか
)
として
天稟
(
てんびん
)
の
素質
(
そしつ
)
の尊さがあるのでせう。恐らくこの點に
就
(
つい
)
ては各人に
異論
(
いろん
)
のない事と思ひます。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
素朴
(
そぼく
)
に、
天真爛漫
(
てんしんらんまん
)
に、おのおのの
素質
(
そしつ
)
に依つて、見たり、感じたり、考へたりしたことが書いてあれば、それでよろしい
解嘲
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
姉
(
ねえ
)
さんは
僕
(
ぼく
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
ると、すぐいじめるのだな。
僕
(
ぼく
)
にだって、すこしは
認
(
みと
)
めてくれていい
素質
(
そしつ
)
があるのだぜ。」
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
恁ういふことが出來たら、其は
嘸
(
さぞ
)
樂しいことだらう。併しこんなことが
果
(
はた
)
して僕等に出來るだらうか、少くとも僕等はそんなことを
爲
(
な
)
し
得
(
う
)
る
素質
(
そしつ
)
を
有
(
いう
)
してゐるだらうか。
何
(
ど
)
うして思ひもよらぬことだ。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
博雄を見ていると、職工的
素質
(
そしつ
)
において
遥
(
はる
)
かに父を越えている。職工的素質とは言葉通り個々の
雑技術
(
ざつぎじゅつ
)
である。
釘
(
くぎ
)
を打ったり、箱を作ったり、ラジオを組んだり、
電蓄
(
でんちく
)
を動かしたりする技術である。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
たしかに
詩人
(
しじん
)
になられる
素質
(
そしつ
)
があるようだ。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“素質”の意味
《名詞》
素 質(そしつ)
生まれつき備わった性質。
将来あるものになる能力としての性質。
(出典:Wiktionary)
“素質(適性検査)”の解説
適性試験
適性検査(てきせいけんさ)とは、職業・学業などにおける特定の活動にどれほど適した素質をもっているかを判定するための検査。
(出典:Wikipedia)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
質
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
素性
素振
素気
素朴
素足
素姓
素破