“先験的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんけんてき33.3%
ア・プリオリ33.3%
トランセンデンタール33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
形態的（けいたいてき）には蜂（はち）の子やまた蚕（かいこ）とも、それほどひどくちがって特別に先験的（せんけんてき）に憎（にく）むべく、いやしむべき素質（そしつ）を具備（ぐび）しているわけではないのである。
蛆の効用 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
早すぎる埋葬ということをときどきひき起すにちがいないというような——先験的（ア・プリオリ）の必然的結論は別として、我々はこのような埋葬が実際にたいへん多く
早すぎる埋葬 (新字新仮名) ／ エドガー・アラン・ポー(著)
考えてみれば、蛸壺の句にあるような先験的（トランセンデンタール）の光芒を帯びた夢や、卓が一人で歩いて行くような恐ろしい夢は見ない方が仕合わせなのかもしれない。
八月三日の夢 (新字新仮名) ／ 中谷宇吉郎(著)