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秩父
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ちゝぶ
ふりがな文庫
“
秩父
(
ちゝぶ
)” の例文
お前の
阿父
(
おつとさん
)
は此の
秩父
(
ちゝぶ
)
の百姓を助けると云ふので鉄砲に
撃
(
う
)
たれたのだが、お前の量見は其れよりも大きいので、
如何
(
どんな
)
災難が
湧
(
わ
)
いて来ようも知れないよ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
たゞせば
秩父
(
ちゝぶ
)
山中で育つた娘で、親は獵師だつたさうですよ——親の
因果
(
いんぐわ
)
が子に
報
(
むく
)
いといふぢやありませんか
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ですが、あなたの方には日高
秩父
(
ちゝぶ
)
さんといふ立派な書家がいらつしやるぢやありませんか。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
熊
(
くま
)
は
本州
(
ほんしゆう
)
の
山
(
やま
)
に
産
(
さん
)
するものは、アジア
大陸
(
たいりく
)
に
産
(
さん
)
する
黒熊
(
くろぐま
)
の
變種
(
へんしゆ
)
です。
秩父
(
ちゝぶ
)
の
山
(
やま
)
や
駿河
(
するが
)
、
甲斐
(
かひ
)
、
信濃
(
しなの
)
、
相模
(
さがみ
)
、
越中
(
えつちゆう
)
、
越後等
(
えちごなど
)
の
山中
(
さんちゆう
)
にをり、
木
(
き
)
の
實
(
み
)
ややまぶどうを
好
(
この
)
んで
食
(
た
)
べてゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
○「あ
彼方
(
あっち
)
へ逃げて……それから
秩父
(
ちゝぶ
)
へ出たんで」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
秩父
(
ちゝぶ
)
遠山
(
とほやま
)
、
筑波山
(
つくばやま
)
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
私自身を言うて見ても、
秩父
(
ちゝぶ
)
暴動と云ふことは、明治の舞台を飾る小さき花輪になつて居るけれ共、其犠牲になつた無名氏の一人の
遺児
(
かたみ
)
が、父母より
譲受
(
ゆづりう
)
けた手と足とを力に
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「主人の三七とたつた二人でこの部屋に殘つて居た者、——
秩父
(
ちゝぶ
)
山中に育つた獵師の娘」
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
秩父
(
ちゝぶ
)
の雪の
山颪
(
やまおろし
)
、身を切るばかりにして、
戸々
(
こゝ
)
に燃ゆる
夕食
(
ゆふげ
)
の
火影
(
ほかげ
)
のみぞ、慕はるゝ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
爺やの熊吉は
秩父
(
ちゝぶ
)
の奧から出て來た、山男のやうな親爺です。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「もう一人、江島屋の下男の
幹助
(
みきすけ
)
、あれは好い男ですね。色が赤黒くて、恐ろしく達者で、
秩父
(
ちゝぶ
)
山中から生捕つて來た熊の子見てえな野郎ですが、無口で無愛想で、お孃さんのお艶に白い齒も見せないのは、あの男ばかりですよ」
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
秩
常用漢字
中学
部首:⽲
10画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“秩父”で始まる語句
秩父銘仙
秩父縞
秩父颪
秩父銘撰
秩父在
秩父境
秩父屋
秩父嵩
秩父嶺
秩父根