確乎たしか)” の例文
其處そこンところはあの、確乎たしかだらうと思ひますですが……今日もあの、手紙の中に十圓だけ入れて寄越して呉れましたから……。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ソリャモウお前さんのこったから、いずれ先に何とか確乎たしか見当みあてが無くッてあんな事をお言いなさりゃアすまいネ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
にぎりてひかへたる其中にも彼丁山小夜衣の兩人はアツといひて砂利じやり鰭伏ひれふし戰慄ふるひわなゝき居たりけり長庵はをぎり/\と噛締かみしめ汝等一同確乎たしかに聞け汝等おのれらは揃ひも揃ひし鈍愚たはけなるに其の智慧ちゑたらざるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されども爾確乎たしかに聞け。過ちて改むるにはばかることなく、末期まつごの念仏一声には、怎麼いかなる罪障も消滅するとぞ、爾今前非を悔いなば、すみやかに心を翻へして、われがために尋ぬることを答へよ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
『其処ンところはアノ、確乎たしかだらうと思ひますですが……今日もアノ、手紙の中に十円だけ入れて寄越して呉れましたから……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其手を取て突除つきのけつゝ見相けんさうかへて忠兵衞さん扨は其朝長庵が傘をもさゝず天神樣の裏門前うらもんまへにてあはれし時口きかれたは確乎たしか證據しようこ夫程證據の有事をなどて今日迄つゝまれしや情なき忠兵衞殿無念々々むねん/\齒噛はがみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なし九助殿明日あすは私が送つて進度あげたいよんどころない用事が有る故參る事は出來ず去りながら又途中にて何樣どのやうな事が有まいものでもなし然る時は百日の説法せつぽふ一ツとやらなれば金子などは先私に預けて明後日頃あさつてごろ村方の親類衆でもつかはさるゝか又確乎たしかな使を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)