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確乎
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たしか
ふりがな文庫
“
確乎
(
たしか
)” の例文
『
其處
(
そこ
)
ンところはあの、
確乎
(
たしか
)
だらうと思ひますですが……今日もあの、手紙の中に十圓だけ入れて寄越して呉れましたから……。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ソリャモウお前さんの
事
(
こっ
)
たから、いずれ先に何とか
確乎
(
たしか
)
な
見当
(
みあて
)
が無くッてあんな事をお言いなさりゃアすまいネ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
握
(
にぎ
)
りて
控
(
ひか
)
へたる其中にも彼丁山小夜衣の兩人はアツといひて
砂利
(
じやり
)
に
鰭伏
(
ひれふし
)
戰慄
(
ふるひわなゝ
)
き居たりけり長庵は
齒
(
は
)
をぎり/\と
噛締
(
かみしめ
)
汝等一同
確乎
(
たしか
)
に聞け
汝等
(
おのれら
)
は揃ひも揃ひし
鈍愚
(
たはけ
)
なるに其の
智慧
(
ちゑ
)
の
足
(
たら
)
ざるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されども爾
確乎
(
たしか
)
に聞け。過ちて改むるに
憚
(
はばか
)
ることなく、
末期
(
まつご
)
の念仏一声には、
怎麼
(
いか
)
なる罪障も消滅するとぞ、爾今前非を悔いなば、
速
(
すみや
)
かに心を翻へして、われ
曹
(
ら
)
がために尋ぬることを答へよ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
『其処ンところはアノ、
確乎
(
たしか
)
だらうと思ひますですが……今日もアノ、手紙の中に十円だけ入れて寄越して呉れましたから……。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
其手を取て
突除
(
つきの
)
けつゝ
見相
(
けんさう
)
變
(
かへ
)
て忠兵衞さん扨は其朝長庵が傘をもさゝず天神樣の
裏門前
(
うらもんまへ
)
にて
逢
(
あは
)
れし時口
利
(
きか
)
れたは
確乎
(
たしか
)
な
證據
(
しようこ
)
夫程證據の有事をなどて今日迄
包
(
つゝ
)
まれしや情なき忠兵衞殿
無念々々
(
むねん/\
)
と
齒噛
(
はがみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なし九助殿
明日
(
あす
)
は私が送つて
進度
(
あげたい
)
が
據
(
よんど
)
ころない用事が有る故參る事は出來ず去りながら又途中にて
何樣
(
どのやう
)
な事が有まいものでもなし然る時は百日の
説法
(
せつぽふ
)
屁
(
へ
)
一ツとやらなれば金子などは先私に預けて
明後日頃
(
あさつてごろ
)
村方の親類衆でも
遣
(
つか
)
はさるゝか又
確乎
(
たしか
)
な使を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“確乎”の意味
《名詞》
確乎(かっこ 「確固」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
しっかりして確かなこと。
(出典:Wiktionary)
確
常用漢字
小5
部首:⽯
15画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“確乎”で始まる語句
確乎不抜