短文たんぶん)” の例文
B あゝ、あれは駄目だめだよ。葉書はがきまいぐらゐの短文たんぶんで、ちよつといた面白おもしろことやう名士めいしいくらもないからな。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
包紙つゝみがみ幾度いくたびふところれしたとえていたれてよごれてる。祝詞のつときはめて短文たんぶんであつた。神官しんくわんはそれをきはめて悠長いうちやうこゑげてんだがそれでもいくらも時間じかんらなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)