-
トップ
>
-
登
>
-
のぼる
作右衛門の子
登は越中守
宣紀に任用せられ、役料共七百石を給わって、越中守
宗孝の代に用人を勤めていたが、元文三年に致仕した。
幽山に
登の興は
登つきたる時にあらず、
荒榛を
披き、
峭※を
陟る間にあるなり、栄達は
羨むべきにあらず、栄達を得るに至るまでの
盤紆こそ、まことに
欽すべきものなるべし。
コリヤ/\
登は出たか。登「ヘイ、
御機嫌宜しう。殿「
何うぢや、
工合は。 ...
天色倏急に
変り
黒雲空に
覆ひければ(是雪中の常也)
夫空を見て大に
驚怖、こは
雪吹ならんいかゞはせんと
踉蹡うち、
暴風雪を
吹散事
巨濤の
岩を
越るがごとく、
飇雪を
巻騰て
白竜峯に
登がごとし。