トップ
>
畏
>
おそれ
ふりがな文庫
“
畏
(
おそれ
)” の例文
猛
(
たけ
)
びに猛ぶ男たちの心もその人の前には
和
(
やはら
)
ぎて、
終
(
つひ
)
に崇拝せざるはあらず。女たちは皆
猜
(
そね
)
みつつも
畏
(
おそれ
)
を
懐
(
いだ
)
けり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
畏
(
おそれ
)
おほき教育
御勅語
(
ごちよくご
)
などを引きて論ずることの流行は、この方かへつて危険と申すものに候はずや。
ひらきぶみ
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
○余越後の夏に
遇
(
あひ
)
しに、五
穀
(
こく
)
蔬果
(
そくわ
)
の
生育
(
そだち
)
少しも雪を
畏
(
おそれ
)
たる色なし。
山景野色
(
さんけいやしよく
)
も雪ありしとはおもはれず、雪の浅き他国に同じ。
五雑組
(
ござつそ
)
に(天部)百草雪を
畏
(
おそれ
)
ずして霜を畏る。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
因つて其犬の四足を
捉
(
とら
)
へ、力を極めて之を蘆原の
彼方
(
かなた
)
へ投げたるに、向ふよりも直ちに之を投げ返す。之を見て
畏
(
おそれ
)
を
抱
(
いだ
)
き家に帰る。犬には薬など飲ませたれど、終に死したり。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
その朝
朝飯
(
あさはん
)
をパンとコーヒーとだけですませたばかしの口で噂をするのは、
畏
(
おそれ
)
多いやうな調子だつた。牧師は英語読みにすると、マリヤはメリイで、ヨハネはジヨンであることを説明した後で
茶話:07 大正十四(一九二五)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
ほがらかに子らはあるべし
畏
(
おそれ
)
無く心揺り遊び常すこやかに
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
獨
(
ひと
)
り、かの
畏
(
おそれ
)
も悔も無く眠る人こそ善けれ
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
畏
(
おそれ
)
がお前を襲う。3800
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
○余越後の夏に
遇
(
あひ
)
しに、五
穀
(
こく
)
蔬果
(
そくわ
)
の
生育
(
そだち
)
少しも雪を
畏
(
おそれ
)
たる色なし。
山景野色
(
さんけいやしよく
)
も雪ありしとはおもはれず、雪の浅き他国に同じ。
五雑組
(
ござつそ
)
に(天部)百草雪を
畏
(
おそれ
)
ずして霜を畏る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
私よくは存ぜぬことながら、私の好きな王朝の書きもの今に残りをり候なかには、かやうに人を死ねと申すことも、
畏
(
おそれ
)
おほく
勿体
(
もつたい
)
なきことかまはずに書きちらしたる文章も見あたらぬやう心得候。
ひらきぶみ
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
独
(
ひと
)
り、かの
畏
(
おそれ
)
も悔も無く眠る人こそ善けれ
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
奇
(
く
)
しき
畏
(
おそれ
)
の滿ちわたる海と空との原の上。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
奇
(
く
)
しき
畏
(
おそれ
)
の満ちわたる海と空との原の上。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
畏
(
おそれ
)
をなすか、
深淵
(
しんえん
)
に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
畏
常用漢字
中学
部首:⽥
9画
“畏”を含む語句
畏縮
畏怖
畏敬
可畏
畏友
畏懼
無所畏
大畏怖
敬畏
畏多
畏服
畏嚇
怖畏
施無畏
無畏
畏怖心
能以無畏
畏憚
畏慎
畏愛
...