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牛頭
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ごづ
ふりがな文庫
“
牛頭
(
ごづ
)” の例文
曳出
(
ひきだ
)
された
飛脚
(
ひきやく
)
は、
人間
(
にんげん
)
が
恁
(
か
)
うして、こんな
場合
(
ばあひ
)
に
擡
(
もた
)
げると
些
(
すこ
)
しも
異
(
かは
)
らぬ
面
(
つら
)
を
擡
(
もた
)
げて、ト
牛頭
(
ごづ
)
と
顏
(
かほ
)
を
見合
(
みあ
)
はせた。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牛頭
(
ごづ
)
天王は祇園精舎の鎮守の神であるが、それに観音を礼拝していたのである。孝徳天皇がご病気であったので、宮中に参内して修法をした結果終にご恢復遊ばされた。
東洋文化史における仏教の地位
(新字新仮名)
/
高楠順次郎
(著)
或は
牛頭
(
ごづ
)
、或は
馬頭
(
めづ
)
、或は三面六臂の鬼の形が、音のせぬ手を拍き、聲の出ぬ口を開いて、私を虐みに參りますのは、殆ど毎日毎夜のことと申してもよろしうございませう。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
閻魔王、青き
牛頭
(
ごづ
)
馬頭
(
めづ
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
牛頭
(
ごづ
)
の獄卒です。
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
或は
牛頭
(
ごづ
)
、或は
馬頭
(
めづ
)
、或は
三面六臂
(
さんめんろつぴ
)
の鬼の形が、音のせぬ手を拍き、声の出ぬ口を開いて、私を
虐
(
さいな
)
みに参りますのは、殆ど毎日毎夜のことと申してもよろしうございませう。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
右
(
みぎ
)
に
一體
(
いつたい
)
、
牛頭
(
ごづ
)
、
馬頭
(
めづ
)
の、あの、
誰方
(
どなた
)
も
御存
(
ごぞん
)
じの——
誰
(
たれ
)
が
御存
(
ごぞん
)
じなものですか——
牛頭
(
ごづ
)
の
鬼
(
おに
)
の
像
(
ざう
)
があつたが、
砂埃
(
すなほこり
)
に
塗
(
まみ
)
れた
上
(
うへ
)
へ、
顏
(
かほ
)
を
半分
(
はんぶん
)
、べたりとしやぼんを
流
(
なが
)
したやうに
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
兎に角さう云ふいろ/\の人間が、火と煙とが逆捲く中を、
牛頭
(
ごづ
)
馬頭
(
めづ
)
の獄卒に
虐
(
さいな
)
まれて、大風に吹き散らされる落葉のやうに、紛々と四方八方へ逃げ迷つてゐるのでございます。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
のよ、
己
(
おれ
)
の
顏
(
かほ
)
も
見
(
み
)
たからうが、
牛頭
(
ごづ
)
の
顏
(
かほ
)
も、そりや
見
(
み
)
せたかつた。」
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“牛頭”の意味
《名詞》
牛頭 (ごず)
頭は牛、体は人間の形をした地獄の獄卒。
(出典:Wiktionary)
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“牛頭”で始まる語句
牛頭馬頭
牛頭山
牛頭天王
牛頭馬
牛頭鬼
牛頭天殿
牛頭明神
牛頭栴檀
牛頭山医王院