“三面六臂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さんめんろっぴ66.7%
さんめんろつぴ33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三左衛門は若党の手から紙包をって、それを仏像と首との間に置いた。仏像は眼のぎらぎら光る三面六臂さんめんろっぴの奇怪なものであった。
竈の中の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
この娘は山方でも、家柄のいいところへ生れたのですが、労働をいとわないのみならず、労働に慣れておりましたから、ほんとうにここでは三面六臂さんめんろっぴの働きをします。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
又獄卒は、夢現ゆめうつゝに何度となく、私の眼に映りました。或は牛頭ごづ、或は馬頭めづ、或は三面六臂さんめんろつぴの鬼の形が、音のせぬ手を拍き、声の出ぬ口を開いて、私をさいなみに参りますのは、殆ど毎日毎夜のことと申してもよろしうございませう。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)