“さんめんろっぴ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三面六臂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三左衛門は若党の手から紙包をって、それを仏像と首との間に置いた。仏像は眼のぎらぎら光る三面六臂さんめんろっぴの奇怪なものであった。
竈の中の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
この娘は山方でも、家柄のいいところへ生れたのですが、労働をいとわないのみならず、労働に慣れておりましたから、ほんとうにここでは三面六臂さんめんろっぴの働きをします。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)