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熱
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ねっ
ふりがな文庫
“
熱
(
ねっ
)” の例文
一
種
(
しゅ
)
の
殺気
(
さっき
)
が
群集
(
ぐんしゅう
)
の
心理
(
しんり
)
をあっして、四
番
(
ばん
)
試合
(
じあい
)
、五番試合をいいつのる者も、それをぼうかんしている
立場
(
たちば
)
の者も、なんとなく
荒
(
あら
)
ッぽい気分に
熱
(
ねっ
)
してきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ジョバンニはばねのようにはね
起
(
お
)
きました。町はすっかりさっきの通りに下でたくさんの
灯
(
あかり
)
を
綴
(
つづ
)
ってはいましたが、その光はなんだかさっきよりは
熱
(
ねっ
)
したというふうでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
主人は
読書
(
どくしょ
)
にあいて庭に運動した。秋草もまったく
朽
(
く
)
ちつくして、わずかにけいとうと
野菊
(
のぎく
)
の花がのこっているばかりである。主人は
熱
(
ねっ
)
した頭を
冷気
(
れいき
)
にさらしてしばらくたたずんでおった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
だが——うかれ、
熱
(
ねっ
)
している踊りのむれ。それにも気がつかずに、なおも足なみを
練
(
ね
)
ってゆくと、こんどは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信仰
(
しんこう
)
に
熱
(
ねっ
)
してくると、おのずから手がふるえ、声もわれ知らず高くなって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“熱”を含む語句
熱情
情熱
熱心
熱湯
熱灰
火熱
熱気
熱海
熱燗
熱病
暑熱
焦熱
極熱
熱閙
赤熱
熱々
熱砂
熱沙
熱誠
温熱
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