“暑熱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あつさ50.0%
しょねつ40.0%
しよねつ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷足にたり、小舟の類の帆を張り艫櫂ろかいを使ひて上下するのみなれば、閑静の趣を愛して夏の日の暑熱あつさを川風に忘れんとするの人等は、大橋以西、製紙所の上
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その風は裳裾もすそたもとひるがえし、甲板の日蔽ひおいをあおち、人語を吹き飛ばして少しも暑熱しょねつを感じささないのであるが、それでもはだえに何となく暖かい。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
青刈の花ひまはりを食む牛のはてなき暑熱しよねつ我は見にけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)