点々ぽち/\)” の例文
旧字:點々
白魚しらうをのやうなくろ点々ぽち/\ひとえた……くちからは不躾ぶしつけながら、らるゝとほいましめの後手うしろでなれば、ゆびさへ随意まゝにはうごかされず……あゝ、くるしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さいたまのやうにえた。綺麗きれいみがいたのが透通すきとほるばかりに出来できて、点々ぽち/\つたくろいのが、ゆきなかかげあらはれた、つらな山々やま/\ひいでたみねふかたにのやうに不図ふとえた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)