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潰
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つ
ふりがな文庫
“
潰
(
つ
)” の例文
ごろごろ坊主頭が鉄の
臼
(
うす
)
、鉄の
杵
(
きね
)
で
酷
(
ひど
)
い鬼に
叩
(
たた
)
き
潰
(
つ
)
ぶされて苦しんで居るのを見たが、それでもまあ普通の坊主は地獄の中でも少しはまた楽な事がある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
上半身が、半分出た
為
(
ため
)
に、衝突の時に、扉と車体との間で、強く胸部を
圧
(
お
)
し
潰
(
つ
)
ぶされたのに違いなかった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ふと、正三は壮烈な気持が
湧
(
わ
)
いて来た。それから土蔵の前に近づいた。かねて赤土は
粘
(
ね
)
ってあったが、その土蔵の扉を塗り
潰
(
つ
)
ぶすことは、父の代には
遂
(
つい
)
に一度もなかったことである。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
之を制止する声
却
(
かへつ
)
て難船者の救助を求むる叫喚の如くぞ響く「
最早
(
もう
)
立錐
(
りつすゐ
)
の地が無いのだ」「コラ、垣を越えては
不可
(
いかん
)
」「
圧
(
お
)
すな/\」「
提灯
(
ちやうちん
)
が
潰
(
つ
)
ぶれるワ」「痛い/\」「ヤア/\」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「釘づけだらうが
粕
(
かす
)
づけだらうが構ふ事アねえて。そいつをぶつこはしや、銀の十字架かめだいか取れようつてもんだ。さうすれやそいつを
潰
(
つ
)
ぶして銭にした上に褒美の
酒手
(
さかて
)
が貰へるつて訳だ。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
▼ もっと見る
紺青
(
こんじやう
)
をもて塗り
潰
(
つ
)
ぶしたる布に
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
潰
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“潰”を含む語句
崩潰
打潰
虱潰
潰走
胃潰瘍
押潰
潰瘍
目潰
暇潰
決潰
鋳潰
酔潰
隙潰
潰島田
眼潰
喰潰
潰裂
潰家
手間潰
全潰
...