“目潰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めつぶ62.5%
めつぶし37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒いものが、ばっと来て、目潰めつぶしを打ちますように、翼を拡げたと思いますと、その指環を、奥様の手からさらいまして、烏が飛びましたのでございます。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松五郎が石を拾って目潰めつぶしをくれる、それを合図に、身内の若いのが、同じように目つぶしの雨を降らせる。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
『ヌ、』とばかりで、下唇したくちびるをぴりゝとんで、おもはず掴懸つかみかゝらうとすると、鷹揚おうやう破法衣やぶれごろもそでひらいて、つばさ目潰めつぶしくろあふつて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平次の顏へ、目潰めつぶしに叩きつけて、其場から逃出さうとした者があつたのです。