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目潰
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めつぶし
ふりがな文庫
“
目潰
(
めつぶし
)” の例文
『ヌ、』とばかりで、
下唇
(
したくちびる
)
をぴりゝと
噛
(
か
)
んで、
思
(
おも
)
はず
掴懸
(
つかみかゝ
)
らうとすると、
鷹揚
(
おうやう
)
に
破法衣
(
やぶれごろも
)
の
袖
(
そで
)
を
開
(
ひら
)
いて、
翼
(
つばさ
)
の
目潰
(
めつぶし
)
、
黒
(
くろ
)
く
煽
(
あふ
)
つて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平次の顏へ、
目潰
(
めつぶし
)
に叩きつけて、其場から逃出さうとした者があつたのです。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その時、角燈をぱっと見せると、その手で片手の手袋を取って、
目前
(
めさき
)
へ、ずい、と
掌
(
てのひら
)
。
目潰
(
めつぶし
)
もくわせる
構
(
かまえ
)
。で、葛木という男は、ハッと一足さがった。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
灰の
目潰
(
めつぶし
)
の中に、ひるむガラツ八。平次はその時早くも裏口に廻つて
銭形平次捕物控:102 金蔵の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それ
目潰
(
めつぶし
)
。」とお丹の
指揮
(
さしず
)
に
手空
(
てあき
)
の奴等、一足先に
駈出
(
かけい
)
だして、派出所の前にずらりと並び、
臆面
(
おくめん
)
もなく一斉に
尾籠
(
びろう
)
の振舞、さはせぬ奴は
背後
(
うしろ
)
より手を
拍
(
たた
)
きて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
正面から飛付いた一人は、半分食ひかけの、晝飯の茶碗を
目潰
(
めつぶし
)
に叩き付けられてのけ反りました。續く一人は、額で番茶の
土瓶
(
どびん
)
を打ち割り、うしろの一人は、一本背負ひでモンドリ打たせられます。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
潰
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“目潰”で始まる語句
目潰吃