“酔潰”のいろいろな読み方と例文
旧字:醉潰
読み方割合
よいつぶ75.0%
えいつぶ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さ、出よう、遅い遅い。」悪くすると、同伴つれに催促されるまで酔潰よいつぶれかねないのが、うろ抜けになって出たのである。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
店の亭主に会釈をすると、佐兵衛は辰次に手伝わせて、酔潰よいつぶれている浪人を担ぎ出した。
初午試合討ち (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その夜の黎明ひきあけに、お島が酔潰えいつぶれた作太郎の寝息をうかがって、そこを飛出した頃には、おしまいまで残ってつい今し方まで座敷で騒いで、ぐでぐでに疲れた若い人達も、もう寝静ってしまっていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)