酔潰えいつぶ)” の例文
旧字:醉潰
その夜の黎明ひきあけに、お島が酔潰えいつぶれた作太郎の寝息をうかがって、そこを飛出した頃には、おしまいまで残ってつい今し方まで座敷で騒いで、ぐでぐでに疲れた若い人達も、もう寝静ってしまっていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)