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漁
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ぎょ
ふりがな文庫
“
漁
(
ぎょ
)” の例文
このときを始めとして、余と少女との交わりようやくしげくなりもて行きて、同郷人にさえ知られぬれば、彼らは
速了
(
そくりょう
)
にも、余をもて色を
舞姫
(
まいひめ
)
の群れに
漁
(
ぎょ
)
するものとしたり。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
固
(
もと
)
より暴君
汚吏
(
おり
)
民を悩まし人を
漁
(
ぎょ
)
したるものも
尠
(
すくな
)
からざりしといえども、概して論ずれば徳川時代の封建政治は、我が国民に取りては、
開闢
(
かいびゃく
)
以来
無上
(
むじょう
)
の善政たることは、
吾人
(
ごじん
)
が敢て断言する処。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
通人の話に、道楽の初は唯
色
(
いろ
)
を
漁
(
ぎょ
)
する、
膏肓
(
こうこう
)
に
入
(
い
)
ると、段々贅沢になって、唯
色
(
いろ
)
を
漁
(
ぎょ
)
するのでは面白くなくなる、惚れたとか
腫
(
は
)
れたとか、
情合
(
じょうあい
)
で異性と
絡
(
から
)
んで、唯の
漁色
(
ぎょしょく
)
に
趣
(
おもむき
)
を添えたくなると云う。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
世にいう
漁
(
ぎょ
)
、
樵
(
しょう
)
、
耕
(
こう
)
、
牧
(
ぼく
)
の四隠のうち、彼のはそのいずれでもない。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“漁”の解説
漁(いさり、りょう)とは、人間がさまざまな漁具を用いて、水産資源を捕獲する行為のことである。また、さまざまな漁具の種類、用法によって類別される漁の方法のことを漁法という。
なお、漁をおこなう行為のうち、その労働的側面に着目する場合、漁撈といって区別するのが一般的である。また、趣味・娯楽として楽しむ漁の場合は、とくに遊漁といって区別する。
(出典:Wikipedia)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
“漁”を含む語句
漁夫
漁場
漁師
漁舟
漁人
漁業
漁火
漁船
漁色
不漁
漁村
大漁
女漁
海保漁村
鴎外漁史
王漁洋
漁師原
川漁
樵漁
漁樵
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