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漁船
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ぎょせん
ふりがな文庫
“
漁船
(
ぎょせん
)” の例文
また、ある
漁船
(
ぎょせん
)
は、
夜
(
よる
)
、
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
る
中
(
なか
)
をさびしくこいでいると、あちらから一そうの
小舟
(
こぶね
)
がやってきて、
音
(
おと
)
もなくすれちがう。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただ
海
(
うみ
)
に一
艘
(
そう
)
の
漁船
(
ぎょせん
)
もなく、
又
(
また
)
陸
(
おか
)
に一
軒
(
けん
)
の
人家
(
じんか
)
も
見
(
み
)
えないのが
現世
(
げんせ
)
と
異
(
ちが
)
っている
点
(
てん
)
で、それが
為
(
た
)
めに
何
(
なに
)
やら
全体
(
ぜんたい
)
の
景色
(
けしき
)
に
夢幻
(
ゆめまぼろし
)
に
近
(
ちか
)
い
感
(
かん
)
じを
与
(
あた
)
えました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
だんだんと近づいてきたその船を見ると
徳川家
(
とくがわけ
)
の用船でもなく、また
漁船
(
ぎょせん
)
のようでもない。
舳
(
みよし
)
のぐあいや、
帆柱
(
ほばしら
)
のさまなどは、この近海に見なれない
長崎型
(
ながさきがた
)
の怪船であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しかし海豹さん。秋頃、
漁船
(
ぎょせん
)
がこのあたりまで見えましたから、その時人間に
捕
(
と
)
られたなら、もはや帰りっこはありませんよ。もし、こんど私がよく探して来て見つからなかったら、あきらめなさい。」
月と海豹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“漁船”の意味
《名詞》
漁船(ぎょせん)
漁業を営むための船舶。
(出典:Wiktionary)
“漁船”の解説
漁船(ぎょせん、en: fishing vessel)とは、漁業に用いられる船舶である。
(出典:Wikipedia)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“漁”で始まる語句
漁
漁師
漁夫
漁火
漁場
漁舟
漁人
漁村
漁業
漁撈