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満腹
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まんぷく
ふりがな文庫
“
満腹
(
まんぷく
)” の例文
旧字:
滿腹
満腹
(
まんぷく
)
すると、雨谷君の両方のまぶたがきゅうに重くなり、すみにたたんで積んであった
夜具
(
やぐ
)
をひきたおすと、よくしきもせず、その中へもぐりこんでしまったのだ。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これ
等
(
ら
)
の事情を以て、下士の
輩
(
はい
)
は
満腹
(
まんぷく
)
、常に不平なれども、かつてこの不平を
洩
(
もら
)
すべき機会を得ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それでかれがすっかり
満腹
(
まんぷく
)
してしまったとき、わたしたちはやはり
腹
(
はら
)
がすいていた。わたしはかれのぶんから三きれ取って
背嚢
(
はいのう
)
の中にかくして、あとで犬たちにやることにした。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
或
(
ある
)
家
(
いえ
)
ではクワスを
飲
(
の
)
ませ、
或
(
ある
)
所
(
ところ
)
ではパンを
食
(
く
)
わしてくれる。で、
彼
(
かれ
)
はいつも
満腹
(
まんぷく
)
で、
金持
(
かねもち
)
になって、六
号室
(
ごうしつ
)
に
帰
(
かえ
)
って
来
(
く
)
る。が、その
携
(
たずさ
)
え
帰
(
かえ
)
る
所
(
ところ
)
の
物
(
もの
)
は、
玄関
(
げんかん
)
でニキタに
皆
(
みんな
)
奪
(
うば
)
われてしまう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ああ余は遠く来た
甲斐
(
かい
)
があったよ。ほう、
美味
(
びみ
)
満腹
(
まんぷく
)
だ。はて、何といわれたかね」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「ははは、愉快だ。もう
満腹
(
まんぷく
)
だ。のめや、うたえや。われらの春だ」
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“満腹”の意味
《名詞》
満腹(まんぷく)
たくさん飲食することで腹が満たされること。
心からすること。全面的にすること。
(出典:Wiktionary)
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“満”で始まる語句
満
満更
満足
満腔
満洲
満々
満潮
満干
満天星
満山