汗水あせみづ)” の例文
毎日まいにち/\あしたほしいたゞいて大佐等たいさらともいへで、終日しうじつ海底かいてい造船所ざうせんじよなか汗水あせみづながして、夕暮ゆふぐれしづかな海岸かいがんかへつてると、日出雄少年ひでをせうねん猛犬まうけん稻妻いなづまとは屹度きつと途中とちうまでむかへ
二里半だと云てのせて來たがじつは僞りよ此駕籠のなかしろ物と路用大小等が見込みこみで此所まで汗水あせみづに成て乘せて來たのだ何ときもつぶれたかヤイ此女は勿論もちろん金と大小衣類まで尋常じんじやうに渡せば命は助けてやる萬一もしいなと云へば命もともに貰ふ分の事サア素直すなほに路用を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
汗水あせみづ流し
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)