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水気
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すゐき
ふりがな文庫
“
水気
(
すゐき
)” の例文
旧字:
水氣
さて春を
迎
(
むか
)
へて寒気次第に
和
(
やは
)
らぎ、その年の
暖気
(
だんき
)
につれて雪も
降止
(
ふりやみ
)
たる二月の
頃
(
ころ
)
、
水気
(
すゐき
)
は
地気
(
ちき
)
よりも
寒暖
(
かんだん
)
を
知
(
し
)
る事はやきものゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其
(
そ
)
の
入道
(
にふだう
)
の、のそ/\と
身動
(
みうご
)
きするのが、
暗夜
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
に、
雲
(
くも
)
の
裾
(
すそ
)
が
低
(
ひく
)
く
舞下
(
まひさが
)
つて、
水
(
みづ
)
にびつしより
浸染
(
にじ
)
んだやうに、ぼうと
水気
(
すゐき
)
が
立
(
た
)
つので、
朦朧
(
もうろう
)
として
見
(
み
)
えた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
葦の根に
水気
(
すゐき
)
たつもの
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
我国
(
わがくに
)
にては地中の
水気
(
すゐき
)
雪のために
発動
(
うごか
)
ざるにや、雪中には雨まれ也、春はことさら也。それゆゑ
件
(
くだん
)
のごとく日にさらす
晴
(
はれ
)
のつゞく事あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
二月にいたりても野山一面の雪の中に、清水ながれは
水気
(
すゐき
)
温
(
あたゝか
)
なるゆゑ雪のすこし
消
(
きゆ
)
る処もあり、これ水鳥の
下
(
をり
)
る処也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
川辺
(
かはべ
)
などはたらく者には
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
にもシガのつく事あり、此シガ我が
塩沢
(
しほざは
)
にはまれなり。おなじ
郡
(
こほり
)
の
中
(
うち
)
小出嶋
(
こいでしま
)
あたりには多し、大河に近きゆゑ
水気
(
すゐき
)
の霜となるゆゑにやあらん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“水気”の意味
《名詞》
湿り気。
水煙。水蒸気。
水腫。
(出典:Wiktionary)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“水気”で始まる語句
水気魚陰