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水松
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いちゐ
ふりがな文庫
“
水松
(
いちゐ
)” の例文
バルタ
最前
(
さいぜん
)
、
此
(
この
)
水松
(
いちゐ
)
の
蔭
(
かげ
)
で
居眠
(
ゐねむ
)
ってゐますうちに、
夢
(
ゆめ
)
うつゝに、
主人
(
しゅじん
)
とさる
人
(
ひと
)
とが
戰
(
たゝか
)
うて、
主人
(
しゅじん
)
が
其人
(
そのひと
)
をば
殺
(
ころ
)
したと
見
(
み
)
ました。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「迷信よ、去れ!」門の傍の黒
水松
(
いちゐ
)
の木の横にその幽靈が黒く立ち現はれたかのやうに、私は云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
この地主殿は刈込んだ
水松
(
いちゐ
)
や型に嵌つた
平場
(
テレス
)
を辯護するためにはどんな理窟でも喜んで受入れた、さうしたものはそれまでにも屡々近代的な造園家たちから攻撃されたのだつたから。
クリスマス・イーヴ
(旧字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
わたしの爲に祈つてくれ、
翁
(
おきな
)
びた
水松
(
いちゐ
)
の木よ、
憐愍
(
あはれみ
)
深き木、わたしの悲しい心の
悦
(
よろこび
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
巡査は右手の棒をあげ、(この国の巡査は剣の代りに
水松
(
いちゐ
)
の棒を持つてゐるのです。)「おい、君」とその河童へ声をかけました。僕は或はその河童は逃げ出しはしないかと思つてゐました。
河童
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
陶標春をつめたくて、
水松
(
いちゐ
)
も青く冴えそめぬ。
文語詩稿 一百篇
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あの
水松
(
いちゐ
)
の
下
(
した
)
で、
長々
(
なが/\
)
と
横
(
よこ
)
になって、
此
(
この
)
洞
(
ほら
)
めいた
地
(
ち
)
の
上
(
うへ
)
に
直
(
ひた
)
と
耳
(
みゝ
)
を
附
(
つ
)
けてゐい、
穴
(
あな
)
を
掘
(
ほ
)
るので、
土
(
つち
)
が
緩
(
ゆる
)
んで、
和
(
やはら
)
いでゐるによって、
踏
(
ふ
)
めば
直
(
すぐ
)
に
足音
(
あしあと
)
が
聞
(
きこ
)
えう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
背後に
傷
(
いた
)
んだ
樅
(
もみ
)
の並木があり、そして前には樹立した
水松
(
いちゐ
)
と
冬青
(
もち
)
の藪のある野原のやうな土地が少し許りあるこの崩れかけた屋敷だけだといふ事が分つたのですから。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
死より生れて、死の僧となつた
水松
(
いちゐ
)
の木よ、おまへの枝は骨だ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
私は手探りをつゞけた、するとまた何か白つぽいものが私の前に光つた。門——小さな門であつた。押してみると
蝶番
(
てふつがひ
)
が開いた。黒つぽい茂みが兩側にある——
冬青
(
もち
)
か
水松
(
いちゐ
)
らしい。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
黒葉
(
くろば
)
水松
(
いちゐ
)
の
木下闇
(
このしたやみ
)
に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“水松”で始まる語句
水松布
水松樹