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気風
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きふう
ふりがな文庫
“
気風
(
きふう
)” の例文
旧字:
氣風
四十年来の
閲歴
(
えつれき
)
に
聞人達
(
もんじんたち
)
の
気風
(
きふう
)
を
呑込
(
のみこみ
)
たれば、
只
(
たゞ
)
で
諸名家
(
しよめいか
)
の
御休息所
(
ごきうそくじよ
)
を作り、
其
(
そ
)
の
御褒美
(
ごほうび
)
には
梅
(
うめ
)
一
本
(
ぽん
)
づゝ
植
(
うゑ
)
て
下
(
くだ
)
されと、
金
(
かね
)
と
卑劣
(
ひれつ
)
に
出
(
いで
)
ざる
名案
(
めいあん
)
、
梅
(
うめ
)
一
本
(
ぽん
)
の
寄附主
(
きふぬし
)
が
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
仏さまのためには、どんな
艱難辛苦
(
かんなんしんく
)
もいとわない、命なんかいつでもすてるという
気風
(
きふう
)
なんだ。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
氏の
為
(
た
)
めに
謀
(
はか
)
れば、たとい今日の文明流に従って
維新後
(
いしんご
)
に
幸
(
さいわい
)
に身を
全
(
まっと
)
うすることを得たるも、
自
(
みず
)
から
省
(
かえり
)
みて
我
(
わが
)
立国
(
りっこく
)
の
為
(
た
)
めに
至大至重
(
しだいしちょう
)
なる上流士人の
気風
(
きふう
)
を
害
(
がい
)
したるの罪を引き
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「いいえ、只の百姓でござります。家代々の水呑み百姓でござりまするが、
三河者
(
みかわもの
)
は
権現様
(
ごんげんさま
)
の昔から、意地と我慢と気の高いのが自慢の
気風
(
きふう
)
でござりまする。それゆえ頂きましては——」
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
数百千年養い得たる我日本武士の
気風
(
きふう
)
を
傷
(
そこな
)
うたるの不利は決して少々ならず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高