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武
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む
ふりがな文庫
“
武
(
む
)” の例文
兇器
(
きょうき
)
が手を離るゝのを
視
(
み
)
て、局は
渠
(
かれ
)
が
煙草入
(
たばこいれ
)
を探す
隙
(
すき
)
に、そと身を起して、
飜然
(
ひらり
)
と一段、天井の雲に
紛
(
まぎ
)
るゝ如く、廊下に
袴
(
はかま
)
の
裙
(
すそ
)
が
捌
(
さば
)
けたと思ふと、
武士
(
さむらい
)
は
武
(
む
)
しや
振
(
ぶ
)
りつくやうに
追縋
(
おいすが
)
つた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
武
(
む
)
は——武士の武……」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巫女 いやみ、つらみや、
怨
(
うら
)
み、腹立ち、
怒
(
おこ
)
ったりの、泣きついたりの、
口惜
(
くや
)
しがったり、
武
(
む
)
しゃぶりついたり、
胸倉
(
むなぐら
)
を取ったりの、それが
何
(
なん
)
になるものぞ。いい女が
相好
(
そうごう
)
崩
(
くず
)
して見っともない。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
“武”を含む語句
武士
武家
武器
武者振
武夫
武者
武蔵
武生
若武士
猪武者
多武
武人
武具
武塔
日本武尊
文武
神武
老武者
武者震
武技
...