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榎木
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えのき
ふりがな文庫
“
榎木
(
えのき
)” の例文
その
度
(
たび
)
に、
榎木
(
えのき
)
の
實
(
み
)
が
葉
(
は
)
と一
緒
(
しよ
)
になつて、パラ/\パラ/\
落
(
お
)
ちて
來
(
き
)
ましたが、どれもこれも、まだ
青
(
あを
)
くて
食
(
た
)
べられないのばかりでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
これも塚の
越
(
こし
)
・
境木
(
さかいぎ
)
峠・
道祖神峠
(
さえのかみたわ
)
・
榎木
(
えのき
)
峠の例と同じく、越すなわち境に植えた霊木の所在を意味する地名であって、これらの四家はたとい相互に何の縁故はないとはいえ
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「銀座なんてざわついた
処
(
ところ
)
より
僕
(
ぼく
)
は
榎木
(
えのき
)
町の通りぐらいなら行ってもいいんです」
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
丘の
榎木
(
えのき
)
に
野口雨情民謡叢書 第一篇
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
なんとこの
榎木
(
えのき
)
の
下
(
した
)
には
好
(
い
)
い
實
(
み
)
が
落
(
お
)
ちて
居
(
ゐ
)
ませう。
澤山
(
たくさん
)
お
拾
(
ひろ
)
ひなさい。
序
(
ついで
)
に、
私
(
わたし
)
も
一
(
ひと
)
つ
御褒美
(
ごはうび
)
を
出
(
だ
)
しますよ。それも
拾
(
ひろ
)
つて
行
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
父
(
とう
)
さんは
榎木
(
えのき
)
の
實
(
み
)
ばかりでなく、
橿鳥
(
かしどり
)
の
美
(
うつく
)
しい
羽
(
はね
)
を
拾
(
ひろ
)
ひ、おまけにその
大
(
おほ
)
きな
榎木
(
えのき
)
の
下
(
した
)
で、『
丁度好
(
ちやうどい
)
い
時
(
とき
)
。』まで
覺
(
おぼ
)
えて
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その昔、郷里の山村の方で
榎木
(
えのき
)
の実を拾ったり
橿鳥
(
かしどり
)
の落した羽を集めたりした日のことが彼の胸に来た。思わず彼は拾い上げた桜の実を
嗅
(
か
)
いで見て、お
伽話
(
とぎばなし
)
の情調を味った。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一
榎木
(
えのき
)
の
実
(
み
)
二人の兄弟
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
榎
漢検準1級
部首:⽊
14画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“榎木”で始まる語句
榎木戸村