トップ
>
桜田
>
さくらだ
ふりがな文庫
“
桜田
(
さくらだ
)” の例文
旧字:
櫻田
「ありゃ面白い本ですね。私ゃ大好きだ。なんなら貸して上げましょうか。なにしろ江戸といった昔の
日本橋
(
にほんばし
)
や
桜田
(
さくらだ
)
がすっかり分るんだからね」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
三日
(
みつか
)
は孫娘を断念し、
新宿
(
しんじゆく
)
の
甥
(
をひ
)
を
尋
(
たづ
)
ねんとす。
桜田
(
さくらだ
)
より
半蔵門
(
はんざうもん
)
に出づるに、新宿も
亦
(
また
)
焼けたりと聞き、
谷中
(
やなか
)
の
檀那寺
(
だんなでら
)
を
手頼
(
たよ
)
らばやと思ふ。
饑渇
(
きかつ
)
愈
(
いよいよ
)
甚だし。
鸚鵡:――大震覚え書の一つ――
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
桜田
(
さくらだ
)
」は、和名鈔の尾張国愛知郡
作良
(
さくら
)
郷、現在熱田の東南方に桜がある。その桜という海浜に近い土地の田の事である。或は桜田という地名だという説もある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
老僕聞て大に
驚
(
おどろ
)
き、
過
(
すぐ
)
る三月三日、
桜田
(
さくらだ
)
の
一条
(
いちじょう
)
を
語
(
かた
)
りければ、一船ここに至りて皆はじめて
愕然
(
がくぜん
)
たり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
明和九年二月二十九日の
午
(
ひる
)
ごろ
目黒
(
めぐろ
)
行人坂
(
ぎょうにんざか
)
大円寺
(
だいえんじ
)
から起こった火事はおりからの南西風に乗じて
芝
(
しば
)
桜田
(
さくらだ
)
から今の
丸
(
まる
)
の
内
(
うち
)
を焼いて
神田
(
かんだ
)
下谷
(
したや
)
浅草
(
あさくさ
)
と焼けつづけ、とうとう
千住
(
せんじゅ
)
までも焼け抜けて
函館の大火について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
桜田
(
さくらだ
)
へ
鶴
(
たづ
)
鳴
(
な
)
きわたる
年魚市潟
(
あゆちがた
)
潮干
(
しほひ
)
にけらし
鶴
(
たづ
)
鳴
(
な
)
きわたる 〔巻三・二七一〕 高市黒人
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“桜田”で始まる語句
桜田門
桜田門外
桜田御門
桜田外
桜田大炊
桜田治助
桜田見附
桜田御門外
桜田治部大夫
桜田治部大輔